2023.01.06

SDGsとは?「目標15 陸の豊かさも守ろう」

SDGsの目標15「陸の豊かさも守ろう」とは、
陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止することを目標としています。

簡潔にいうと、陸地の自然環境が陥っている危機的状況を持続可能な状態に変えていくことを目指しています。

森林破壊問題

山や森林などの自然は、きれいな空気と水の供給源となっており、私たちの暮らしを支えています。

しかし、私たちの暮らしが便利になるにつれ、多くの自然が破壊され、そこで暮らす多くの生物が絶滅の危機にあります。

世界全体での森林の消失面積は年間520万ヘクタールと言われており、これは日本の国土の約14%にあたる森林が1年間で地球から無くなってしまうことを意味します。

出典:SDGs one by one

生物多様性の崩壊

世界全体での生物の消失数は年間4万種と言われており、1975年観測当時の年間絶滅数の1,000種から、絶滅スピードは40倍にも達しています。

現在日本では鹿が爆発的に増えています。多くの鹿が樹皮を食べることで樹木が枯れ、さらには下草を食べつくし、山の豊かさが失われている地域もあります。

鹿が増えすぎた原因は色々とありますが、一つは鹿の天敵であったオオカミの絶滅にあると言われています。

このように一つの種の絶滅が、時には自然に壊滅的な打撃を与えることから、生物多様性の保全は重要であると言えるのです。

出典:SDGs one by one

出典:SDGs未来会議チャンネル