2025.05.20


オゾン層破壊だけじゃなかった「フロン」の問題
エアコンや冷蔵庫に使われている「フロン」のお話
フロンは主にものを冷やすために使われている物質です。
1980年代、南極上空のオゾン層に穴があく「オゾンホール」が問題になりまし た。その問題を解決するため、オゾン層を破壊しない「代替フロン」への置き換 えが増え、オゾン層の拡大問題は2000年以降、減少しているとみられています。 しかし、この「代替フロン」にも大きな問題があります。

フロンは、地球温暖化の元となる温室効果ガスで代表的な二酸化
炭素の 100~1万倍の温室効果があります。
例えば、ビル用のエアコン1台に含まれるフロンが漏れると、
約50tの 二酸化炭素と同じくらいの温室効果となり、
乗用車 で日本を40周分 したと同じくらいになります。

温室効果ガスを増やさないために
①すでに使っている家電からフロン類を空気中に漏れないようにしましょう
(エアコンの効きが悪いと思ったら早めに購入店などに相談し点検をしてもらいましょう)
②家電が不要になったら、自治体の家電リサイクル法の方針に従い、正しく廃棄をしましょう。
③買い替えの際は、ノンフロン製品の購入を検討してみましょう。
本格的な暑さを迎える前に、チェックしてみてくださいね。
【関連リンク】 環境省発信のエコ・マガジン ecojin