2022.08.25

SDGsとは?「目標12 つくる責任 つかう責任」

SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」とは、
持続可能な消費と生産のパターンを確保することを目標としています。

2050年までに今の生活を維持して世界の人口が96億人に達すると、地球3つ分の天然資源が必要と言われています。
持続可能な生産と消費の形態を確保すること、つまり、少ない資源でより多く、より質の高いものを得られるような生産と消費のパターンを作り上げることを目指しています。

出典:2030SDGsで考える(朝日新聞)

世界の現状と課題 ~食品ロス問題~

「食品ロス」とは、本来食べられるはずの食品が廃棄されてしまうことです。

FAO(国際連合食糧農業機関)によると世界では年間約13億トンの食料が廃棄されています。これは世界の食料生産量の3分の1に当たる量です。

中でも日本の食品ロスの量は膨大で、消費者庁の報告では年間約612万トンが廃棄されているとのことです。
この量は、毎日お茶碗1杯分の食料を食べずに捨てていることと同じです。

出典:Spaceship Earth

出典:STEAMラボメンバー

つくる責任、つかう責任

資源をつくり出していく生産者には、より質が高く、より多くの資源の開発に努力する、いわゆる「つくる責任」が望まれます。
地球環境への配慮から生産するプロセスでは廃棄物の発生は最小限に抑制する方法を見つけだしていく必要があります。

一方、資源を消費する側の「つかう責任」は、提供された資源を最大限に活用することが望まれます。
3Rはリデュース(ゴミを出さない)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)です。
そのため無駄なものは買わない、できるだけゴミは出さない、いったん買ったものは長く使うことを意識してみてはいかがでしょうか。

出典:gooddoマガジン

出典: SDGs未来会議チャンネル