2021.10.27

SDGsとは?「目標4 質の高い教育をみんなに」

SDGs目標4は、2030年までに「すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する」を目標としています。

誰もが平等に質の高い教育を受けられる環境をつくり、大人も子供もいつでも学ぶことができることをいいます。

学校に通えない子どもたち

日本では、小学校・中学校の9年間が義務教育で、すべての子どもたちが教育を受ける権利を持っています。

しかし、世界には学校に通えない子どもたちが3億300万人もいます。
これはその年齢層の世界人口のほぼ5分の1にあたります。
また、読み書きができない大人は、世界に7億8,000万人 (5人に1人) もいるといわれています。

教育を受けられない理由とは

・戦争に巻き込まれ難民生活を余儀なくされているため、教育を受けることができない。
・子ども兵士にさせられ、そもそも教育を受ける環境にいない。
・家計を助けるために子どもが家の手伝いをしたり、働くことがどうしても必要になる。
・兄弟の面倒を見ないといけない状況がある。
・女の子には教育は必要ないと考えてしまう家庭もある。

このように、小さい頃から労働を強要されたり、紛争などを原因に学校に行けないなど、その原因は様々です。

日本における教育問題の課題

学ぶための環境が整っている日本でも、数々の課題を抱えています。

・ いじめや家庭環境のストレスによる不登校の急増。
・ 暮らしている場所によって教育の質が異なり、格差が生まれている。
・ 教育現場に求められる役割が増え、教員の数が不足している。

質の高い教育は、持続可能な開発目標の達成においても重要な鍵となります。

出典:Spaceship Earth及び R-StartupStudio より作成

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