2021.08.18

SDGsとは?「目標1 貧困をなくそう」

ゴールの1つ目として掲げられている「貧困をなくそう」とは、あらゆる形態の貧困を世界からなくすことを目標としています。

世界の10人に1人が貧困

世界には極度な貧困に苦しむ人が7億人以上もいます。
この数字は、世界の人口の10%にあたり、10人に1人が貧困ということになります。

貧困とは?

貧困とは、十分な食べ物や水が得られなくて、栄養失調になる、病気になっても病院に行くことができない、十分な教育を受けられないなど、さまざまな形で現れます。
また、自然災害がさらに貧困を悪化させることもあります。

貧困が深刻な国は、一度も学校に通ったことがない子どもが多くいます。
汚れた水しか飲めず、劣悪な水・衛生環境により脱水症状を引き起こし、栄養失調になる子どももいます。しかし、医療施設や医師が不足しているために、満足に治療を受けられない場合も多いのです。
このように、世界の貧困層の子どもたちは、命の危機と隣り合わせで生きています。

貧困には、上記のような最低限の日常生活にも困る「絶対的貧困」と
その国の文化や生活水準の中で比べると、水準の半分以下の厳しい暮らしをしている
相対的貧困」があります。

日本では6人に1人が相対的貧困

日本においても、給食でしか食事ができない子どもや、費用の問題で進学をあきらめなくてはならない子どもがいます。
日本の相対的貧困率は約16%と言われており、6人に1人は相対的貧困といえます。

貧困は、体の健康だけでなく、心の健康もむしばみます。
最悪の状態を防ぎ、持続可能な世界にしていくためにも、SDGs1「貧困をなくそう」という目標は重要です。

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